第3話 りんご……!?

地獄のりんご特訓から2日。今日は金曜日。クラスの奴らに進捗状況を聞こうと思う。


「りんごの皮むき?無理無理無理無理。ガチでできないから諦めたよ」


「皮むき……?あっ忘れてた!!!!どうしよう、今からでも間に合うかなぁ」


「種取りまではできるんだがそれ以上は…あまり……」



みんなうまくいってないみたいだな。



「たぶんできると思う。俺、母ちゃんの手伝いさせられてるから包丁は使えるんだ。

そうだ、優斗ゆうととか上手いんじゃないか?あいつお菓子作れるからな」



そういえば特例がいたんだった。許すまじ。


裏切者は許せないが、おれもまじめに頑張らないと試験に落ちてしまう。筆記が悪かったので実技で取り返さなければならない。帰ったらさっそく練習しなければ…!!




~・~・~・~・~・~・~・


「いやーごめんな、今物価が高くてあまり手が出せないんだ。こないだ練習のためにりんご何玉か買ってたけど、あれもかなりの出費だったんだよ」


母から衝撃の告白を受けた。りんご……お前もおれを裏切るのか!!


「でも大丈夫だ、2週間まえにネット通販で頼んだのが段ボールで届くはずだから。練習に使われるとは思わなかったけどね」




母はエスパーだったようだ。てかタイミング良すぎじゃね?怖……。








……………じゃありんごが無いからしょうがないけど、ほんとにしょうがないけど、

ゲームしよ。




しっかり心痛めてるから。うん。しょうがないの。




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