三年前に別れた未冬が、お腹に新しい命を宿して現れた。
かつて愛した私の「彼女」が、誰かの「妻」になった。
そして、これから「母」になろうとしている。
そのとき、忘れられたはずのぬくもりや封じたはずの記憶が、無邪気な微笑みによって引きずり出された。
未冬に押し切られ、私はあたりまえのように「友人」をやらされている。
一生、私は囚われたままなのだろうか――?
グラスに口を付けながら、頭の中ではすでに一日の反省会が開催されている。
どうやら本日は忘れがたい誕生日になりそうだ。
元カノを巡る、優しくも切ないガールズラブ・ストーリー。開幕。
多様化の時代である。
価値観も多様化、家族の形態も多様化、恋愛も。
だから、何が来たって驚いてはいけないのだが‥‥。
主人公は、昔愛した女に会う。
久々に会った元カノが妊婦だった!
主人公にとっては、決して、彼女との関係は過去ではなかった。
だから、結婚式には出られなかった。
分かる、その気持ち‥‥、と、評者である私は思った。
だのに、だのに、主人公は!!?
でも、これは、最初の衝撃。
読者は、次話、次々話と衝撃を受けるww
そして、最後に、読者は、主人公に思うのである。
分かるっ、その気持ちっ!
いやん! シチュエーションが、主人公に可哀そう過ぎるじゃぁん!! 相手が無敵過ぎるじゃあん!
最強の敵は、目の前の、ここにいる!
作者は、きっと、素敵な方(評者の勝手な妄想w)
ぜひ、一読を!
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