第3話

にっこり営業スマイルを向けてみると怪訝そうというよりも 眉に皺を寄せてこちらを奇異な目で見ている




・・てか、俺が誰かわからないようにも見える


芸能人 中嶋ルイも形無しってか




「ごめ、昨日夜勤だったから」



「ああ、悪い ちょっと時間出来たから今日部屋に行くってメールしたけど 見てないんだな」


「・・ごめ、」


美波に話してるけど

姉さんを守るかのように傍にいて 俺を睨むその視線に戸惑う




ピピピピッ



携帯が突然鳴り、皆が一様にその音の方向へ顔を向けた



「あ、行かなきゃっ」





「ん、いってらっしゃい」


「・・姉ちゃん、大丈夫?」




「ん、大丈夫」




「・・ほんと?」


「ん、ほんと」




「・・じゃ 行くからね」


「ん」




俺に一瞥をくれて、ぺこりとお辞儀をした後 ばたばたと廊下を走り去っていった


て、紹介もされてないどころか、こないだ ここに送ってきたときはいなかったはず

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