第2話

寝惚けたような声の方へ向かって


「俺、都合よく忘れられてる?」




「あ、」



一瞬目が合った

寝起きの薄い部屋着のままの女がむくりとベットの上に座ってる



同居人に招きいれられて入った部屋



よく見ると 夜勤明けのせいか、指輪してねえし




「お前なぁ」



「・・・、ちょっと待って」



頭を抱え込むようにして 目の前にいるのは


俺の彼女 高坂美波




「ほの、水、ちょうだい」



「・・・・っ はい、姉ちゃん」




ぴたりとくっつくその子が発する言葉から 美波の妹だろう、聞いた事ないけど


パタパタと部屋から出て行き戻ってきたその妹が水を入れたコップを美波に手渡す

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