第21話、合流

どうしてトトリお姉ちゃんがこんなところにいるのと疑問になっていた。トトリお姉ちゃんは確か、聖女さんを助けるために聖女さんと一緒に逃げたはずなのにと思ってしまっていた。


するとその疑問に答えるようにトトリお姉ちゃんが話をしてきた。



「あれからね、聖女様を他の部隊の人達に預けてきてね。アクダくんのことが心配になったから聖女様に許可をもらって村まで戻ってきたのだけど大丈夫そうで良かったわ」



まあ、桃花さんが強すぎて僕の出番なんて全くもなかったから。それにしても聖女さんもトトリお姉ちゃんも無事で良かったと思っているとトトリお姉ちゃんが疲れたでしょうから休んだらと言われた。


確かに疲れたけど他の人たちはもっと苦労しているから頑張らないとならないからと伝えるとトトリお姉ちゃんがこちらを見てと言ってトトリお姉ちゃんの目を見つめていた。


すると急に何だかトトリお姉ちゃんの言うとおりにしたくなり分かったと答えてからトトリお姉ちゃんに寄り添った。


それを見たトトリお姉ちゃんは嬉しそうにして全くもアクダくんは甘えん坊くんねと言いながらも嬉しそうにして僕を連れてその場から移動を始めた。


どうしてなのか分からないけどトトリお姉ちゃんについて行きたくなりゆっくりと進んでいると遠くから聞き覚えがある声が聞こえてきた。


それを聞くとトトリお姉ちゃんがここで少しだけ待っていてねと言われたので僕は素直に待つことにしたのであった。


それを言われてから少しばかり時間が経過すると戦いの音が聞こえてきた。


心配になり様子を見に行くべきなのかそれとも先程に言われた通りにここで待っているべきなのかと僕は悩んだ末に待つことをしたのである。


それからしばらくするとここにいたのかと現れたのは何とレイモンドさんでレイモンドさん、久しぶりですと嬉しくなりそう返事をした。



「全くも、最初はどうなってしまうのかと思っていたがなんとかなって良かったぜ。それにしても何も手を出されていない所見ると本当にアイツはアクダに危害を加えるつもりはなかったらしいな」



うん?それはどんな意味なのと思っていると次に現れたのはレオノーラさんでアクダくん、無事だったのねと嬉しそうにして再会を果たした。


状況が理解できないので簡単に説明をしてくれますかとお願いをするとレオノーラさんが教えてくれたのだった。


するとどうやら僕とトトリお姉ちゃんが離れ離れになっている時にサキュバス化してしまったらしくそれで僕を連れて行き誰もいないところでインキュバスにさせようとしていたらしい。



うん?インキュバスって何ですかと質問をすると二人が赤くなりながらどうやって説明しようかと悩んでいる様子が見られた。


その時にトトリお姉ちゃんを魔法の鎖で捕まえてこちらに桃花さんが現れて説明をはじめてくれると思っていた。



「そうね、インキュバスはね。イケメンと思える悪魔たちでそれで女性たちを虜にさせて悪巧みをするの。ついでにね、夫である島津将希がインキュバスになった時は本当に格好良くて私は思わずにピーーーーをしてしまったりピーーーーとかピーーーーとかピーーーーピーーーーピーーーーも思わずに興奮してしまったわ」



途中からレイモンドさんとレオノーラさんが必死にピーーーーと叫んでいたので聞こえないですよと伝えても止めてくれずに逆にレオノーラさんとレイモンドさんが桃花さんに対して何を言っているのだ、この淫乱女神!!と叫んで怒っていた。



「どうして!?普通に好きでしょう、それにアクダくんも近いうちにそんな事をするかもしれないのだから教えておいても損はないでしょう」


「「そんな事で純粋な子供を汚すな!!この淫乱女神がぁぁぁぁぁ!!!」」



そう言ってレイモンドさんとレオノーラさんが二人で仲良く桃花さんを回して怒っていた。振り回されている桃花さん、僕もあれをやってみたいなと考えているとトトリお姉ちゃんが話しかけてきた。



「ねぇねぇ、アクダくん。こんな人たちをおいて行ってどこか二人でゆっくりとできる場所を探しましょう」


「トトリお姉ちゃん、僕にはサキュバスの事はあんまり詳しくないけど悪魔に近くなっているなら他の人に何とかしてもらったほうが良いから。僕も一緒についていくから」



それを伝えるとトトリお姉ちゃんが本当にならアクダくんを信じて待つことにするねと言って一緒に桃花さんたちが落ち着くまで待っているのだった。


終えた頃にはレオノーラさんとレイモンドさんが息を荒くして疲れていたけど桃花さんは滅茶苦茶に元気そうにして笑顔を見せていた。



「本当に一対一の純愛は観ていてもこちらが嬉しくなってしまうわ。私は本当に純愛大好きな女神だから、もし困ったことが起きたら私を頼ってね。それとトトリにはこのお守りを渡しておくわ、これを装備すればある程度はサキュバスの力を抑えられるはずだから」



そう言って桃花さんはサファイアみたいな宝石がはめ込まれているネックレスみたいなものを渡したのである。


それを身につけると本当に先程までサキュバスみたいな姿をしていたのに前みたいな人間の姿に戻ったのであった。


すげー、どんな効果があるのか気になるけど取り敢えずなんとかなりそうで良かったなと思って見守っていた。


これならば町の中に入ってもトトリお姉ちゃんが下手なことをしなければ大丈夫だと思っているとトトリお姉ちゃんがアクダくん〜と言って解放されるとすぐに僕に抱きついて喜んでいた。


トトリお姉ちゃん、恥ずかしいからと言っても嬉しそうにして抱きついてくるので僕はどうしたら良いのかと思っているとレイモンドさんとレオノーラさんがアクダ(くん)が困っているでしょうと言ってトトリお姉ちゃんを引っ張った。



「落ち着いて下さい、お姉様、お兄様。私はただアクダくんに抱きついてアクダくんの匂いとか感触を満喫しているだけなのです。私を信じてください」


「「誰がお兄様、お姉様だ!!お前も先程の淫乱女神と同じようにおしよきをしてやるから逃げるな!!」」



そう言うと先程に桃花さんがやられていた事を今度はトトリお姉ちゃんもやられていて楽しそうだなと思いながら見つめるのだった。

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