第52話

「楽しかったまさか一発目の乗り物でダウンするとは」

今私はタオルを頭に乗せられて真斗の膝枕で日陰のベンチに寝ているから周りから見たらバカップルに見えてるかもしれない。

「デートなのにごめん」

「んーん。いいよ。役得。少し休みな」

優しい声に促されながらありがとうそう口にしたつもり。

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