第14話

外に出て車にいた真斗に言われた言葉。

「ワンピース似合ってる。着て来なくても僕は楽しめただろうなぁ」

そういうのって心の中で呟くものだろ。着て来てよかった聞かなかったことにしよう。

「お姫様どうぞ」

助手席の扉を開けてエスコートされる。本当に姫になった気分。

「ありがとう」

私の言葉を聞き扉を閉めた後自分も運転席に乗り

「じゃ行くよ」

その言葉を合図に車は動き出した。

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