第6話
「ねぇ男が付き合ってって言い出す時ってどういうこと」
「また変なことを何誰に言われた」
悠一君に付き合ってそう告げられて言葉を濁したくせに気になってしょうがない
凛に相談しようかなと思ったのになんとなく出来なくて家に帰ってリビングのソファでボケーっとしてたら一緒に暮らしてる同い年の真斗と目があって思わず口にした。
「例えばだよ。うんごめん大学の人」
「ふーん付き合ってなんで意味一つしかないはずと僕は記憶してるなぁ」
あーあまずった。これなら凛に相談か聞いて貰えば良かった。
ここまできたら
「えーとそれでですね明日午後から遊びに行ってきてもよろしいでしょうか」
「ふーん僕と言うものがありながら男とデートねぇ」
やっぱり流れ的にそうですよね。考え込んでると抱きしめられた。
「え?ちょっと」
「行って来なよ。ただし僕ともデートすること」
もっと強く抱きしめられる。私なんでこうなんだ甘えてばかりな気がする。
「ありがとう」
小さな声でそう口に出すのがやっとだった。
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