第4話

そう思っていたのに何これ。

「急に無理言ってごめんね」

「ごめん俺もいて」

「全然むしろ毎日でもいいよ」

そりゃあなたはね凛。授業が終わって凛のメールが来て音楽室の隣にいるよーって返事したらこれ。2人も増やしてくれちゃって。

「凛ちょっと」

手招きして2人から離れて

「私聞いてないよ」

「うん言ったら一緒に食べてくれないでしょ」

普通に口にしてるだけなのに可愛いな。男だったらころっとってそうじゃない。

「せっかくだし自己紹介でもするほら皆席ついて」

この話はもう終わりなのね。

何個もある机と椅子の真ん中の4つを向き合うようにくっつけてって茶番かよこれ。

「僕からかな三島健吾大学2年仲良くしてね」

「俺は桜井悠一」

「おいおい照れ屋さんか」

「うるさい」

「はいはーい私は高野凛甘い物大ー好きです」

なんなのこの3人自己紹介しなくても知ってるし。凛からの圧がすごい…しょうがないな。

「山内夕奈」

「よし凛ちゃん僕と違うとこで食べようか」

「え、一緒に食べるんじゃ「いいから」

戸惑う凛に構わずに手を取って出て行ったけどえ?2人にされた。健吾さんが2人になりたかったからかなそれとも…な訳ないよなはは。

え、2人にされた。

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