中間地点
月曜日が波乱の一日だったと言っても、それを表しきれないほどだった。以前ビーチで見かけたあの女の子がこの部活の一員だったと確信しただけでなく、彼自身も人生初の部活に入ることになったのだから。
正直なところ、もっと部員がいると思っていた。部活って普通、たくさんの人がいるものじゃないのか?それに、本当に自分を含めてたったの3人しかいないのに、どうしてまだ廃部にならずに続いているのか不思議だった。写真への情熱の力だろうか。それとも、部長である白原さんの意地の賜物だろうか。
とはいえ、目撃者が少なかったことにはほっとしていた。直に叱られるところを何十人もの知らない人たちに見られるなんて、想像するだけで恐ろしい。霞に笑われたことも彼の心に追い打ちをかけた。全体的に、自分がこの状況で手探りしている感じが否めなかった。
それでも、悪いことばかりではなかった。彼は正式に部活の一員になったのだ――本物の部活の。これで自分が完全な部外者ではなくなったということだ。そして、まだ部員としての責任を完全に理解しているわけではなかったが、ひとつだけ確実に理解していたことがある。それは、このカメラの使い方をもっと上達させなければならないということだった。
金曜日はすぐそこまで迫っている。そして、今回の活動でまた失敗をしたら、直がそれを見逃してくれるわけがないだろう。それどころか、霞や直の時間を無駄にするようなひどい写真を撮ってしまったら、霞がそれを耐えなければならないという事実が胸を締め付ける。それだけは絶対に避けたい。
「ちゃんとこのカメラを使いこなせるよう努力しなきゃな……」彼はつぶやきながら、カメラのストラップを首にかけ直し、机の上にそれを置いた。最近では休憩中も含めて、カメラをまるで新しい相棒のように常に傍らに置いていた。
椅子にもたれかかりながら窓の方を見やる。空は鈍い灰色に染まり、後で雨が降ることを予感させた。まさに家の中で過ごすのにうってつけの天気だった。
彼はカメラバッグを開け、カメラを手に取ってボタンや設定をじっくりと観察した。ネットで簡単に調べてみたことはあったが、どれも頭に残っていなかった。
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