第86話

「いらっ……!?」




商品も出し終えてレジに立っていると、凄い凄い美少女が入ってきた。



ビックリして、いっらっしゃいませが言えなかった。



地毛……なのかな?



サラサラの腰ぐらいまでの長い髪は眩しい金色。



切れ長の瞳は青色。



晴れた空のようで綺麗。



外人?


ハーフ?



制服の上からでもわかる、ボンキュッボンのナイスバディ。



……神よ。


本当、マジで神よ。



不公平にも程があるだろ。



もう……生きる気力がなくなるわ。




「……」



「……」




……ん?


何故かメチャクチャガン見されてますが?



逸らしたら負け、な気がしてあたし達は見つめ……否これはもう睨みあっていた。



よく見れば女の子の着ている制服は、このコンビニから少し離れている玄武高校のもの。



噂でしか聞いたことないけど、なかなかの不良高だと聞いている。



こんな美少女が通ってて大丈夫なのか?



すぐ襲われてしまわないか……?



いやでもこれだけの可愛さだ、きっとこの子を守る騎士も居るんだろうな、うん。



女の子は満足したのか(何に?)あたしから目を逸らすと奥の方へと歩いていった。



……てか学校は?


今、授業中なのでは?



やれやれ……。



通いたくても通えない、そんな奴もいるのにね……。



出そうになる溜め息を我慢してると




「可愛い女の子が来た!!」




バックヤードに居たクソ野郎……もとい店長が飛び出てきた。

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