第81話

桜竜side



新聞配達を終えて家に帰る。



いつになく、体が軽い。



休むこと、ご飯を食べること、がどれだけ大切か思い知らされる。




「……なんで居る」



「遅ぇんだよ」



「知らないよ」




人の部屋の前で座り込んでる奴が居る。




白に近い銀髪。


アーモンド型の瞳は淡い茶色。



高い鼻に薄い唇。



世間一般ではカッコいい……らしい。



が、そんなことを1度も思ったことのないあたしはソイツを蹴り退かす。



そこに居られたら、入れないだろ。




「いい加減、合鍵寄越せや」



「いや」




鍵を開けて中に入れば、付いてくる。




「……まだ寝れないの?志郎」



「それはお前もだろ、オウ」



「「…………」」








バタン。

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