第46話
「あ?なんだよ」
「どちらさん?」
自動ドアの横にヤンキー座りで見上げてくる男達が5人。
制服は原形がないくらい着崩し、髪はカラフル。
「どちらさんってダッサい制服着てんじゃんっ。店員だろっっ」
ギャッハッハッハッと大きい下品な笑い声が辺り一帯に響く。
……何が可笑しいのか全く理解できない。
シラケた目で男達を見下ろしていたら一人と目があった。
金髪でリーダーらしき男。
「あ?なんだよ、その目ぇ」
急に声が不機嫌になり立ち上がった。
次々と他の奴らも立ち上がり囲まれる。
女一人を取り囲むとか……。
隙間から路地を歩くサラリーマン風の人と目が合う。
ヤバッて顔をしたその人はスタスタと早足で通り過ぎていった。
そうだよね、助けてくれるはずがないよね。
笑ってしまう。
「あ?何笑ってんだよ?」
「ナメてんのか?ゴラ」
男を見回して言う。
「ナメてんのはどっち?何回も言ってるよね?ここでたむろしないでって」
「ハッ!?どこで遊ぼうが俺らの自由だろうがっ」
「何様だよ、ブスッ!!」
言葉が通じないらしい。
「店員様だよ。あんたらがどこで何をしようが勝手だけど、ここは営業妨害だから止めてって言ってるの」
「あ"あ"?」
「早く退いてください」
それだけ言うとあたしは輪の中から出ようとした。
けれど
ドンッッ!!
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