「そっか、楽しみにしてるな！」

そう言って優しく笑う彼。

でもね、わたしが友達を連れてくる日はきっとないと思うんだ。

「涼ちゃん、今日の夕飯はなに？」

「涼夜お手製ハンバーグでーす。早く手を洗ってこい」

やった、涼ちゃんのハンバーグ大好きなんだよね！

言われた通り手を洗い、涼ちゃんと2人でテーブルに座る。

用意されている2人分の食事を一緒に食べる。

これはいつもの日課。

いつも、2人で夕飯を食べるの。

「そういや、最近ここら辺物騒になってきたな」

「え？何かあったの？」

「ああ、無差別に人殴ってるやつがいるらしい。まあそれを必死で止める良い不良もいるらしいけど、あんま不良には近付くなよ」

「はーい」

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