大人のプレイって知ってるか?
「さぁ王子!精子を勢いよく出しちゃって!」
ムーアは一発ギャグを見るかのような感覚で言うが
「おいおい!んな、しょんべん出すみたいに言うなよ!テメェでやる気萎え萎えだわ!」
俺はにとってもすぐになんて難しい話なんだ…
「あ、そっか」
とムーアは合点が入った様子で、ちょっと待っててと
俺に背中を向け何か道具を探し始めた
服脱いでおいてと言われてもなぁ………
パンツただおろしてるだけは気まずいんだよ…
そんな気持ちをよそに「あった!」と言うムーアの声
「じゃーん!色々絞る時に便利な魔界の道具を、力加減調整して開発した道具でーす!!」
見た目はちくわのようなものを堂々と握ってドヤ顔をしている
「さ、安心して!これ、つけてもらったらズボン履ければ履いてて大丈夫だから!!」
俺はまだYESを言っていないにも関わらずグイグイとくるムーアにたじたじだが
ズボンを手にかけられた時に
「おい!まてってば!」
と拒絶するが
「だ、大丈夫!見てない見てない!」
ムーアの顔は目をぎゅっとつむったままただつけるだけのようなので
俺はムーアから受け取り指示の通りつける
すると機械はヌルヌルと動き出し、驚きの声が漏れる
「遮音の魔法かけてあるから…だ、大丈夫だよ!なんだったら私も遮音
強すぎず、弱すぎない力で吸い上げていく
脳裏にはじめての体験ががよぎった瞬間
「ふっ……ん…っ!」
俺の何かがやる気を出し始めた
「大丈夫??いけそう?」
律儀にまだ目をぎゅっとつむったままのムーア
配慮はありがたいが、このまま何も刺激がないと難しい事を俺は伝える
「ど、どうしたらいい??」
「じゃあ、手を貸して……」
俺はムーアの手を握ると、ぎゅっと一緒に機械を握る
「わ…こんなになるんだ…」
感触でわかるのか…そんな事よりも
「このまま、俺に合わせて…」
「う、うん……」
ムーアと俺の手を重ねてリズムよく動き始める
ぬちょぬちょとした中の滑りが良く、はぁはぁと俺は息が荒く
「あぁ…ダメだ!……」
そして一度収穫されてしまう
俺はさっきより一段と息が上がるが、手を止めずにスピーディーに射精をする
その時に、上下に動かすムーアの手を止め、はぁはぁ…と息を整えてから
「でたぜ……お求めのもんがよ……
「ホント?!」
それを聞くと、ムーアは勢いよく機械を離し
俺に背中を向け、また何か作業をし始める
「ねぇ……人間ってさ、何回でも出すことができるの?」
「ごめんね、無理させちゃうけど」
そう言ってムーアは背を向けたまま、何かを唱える
すると、先程射精して、くたびれていた息子がムクムクとやる気を取り戻してきて
「量が……いっぱいあると、助かるから…ごめんね」
そう言ってムーアは俺の顔を見ながら近づいてくる
その姿に恐怖を感じたのか、後ずさろうにしても体が動かない
「私、サキュバスとのハーフなの…本当は、自分の身体を使うのが正しいんだけど、今回は目的が違うから……」
サキュバス…そういえばクリスが……チャームとか使うんだっけ…
そんなことが頭にぼんやりと浮かぶが
ムーアの顔を引き寄せ自分からキスをする
「んんっ!」
「わりぃ…なんか…はぁ………」
言い終わる前に続けて、ムーアにキスをする
何かを察したムーアは、さっきと同じことを俺にするが
機械は意志を持ったように柔軟な動きを見せる
「んっ、っふぅ……ムーア…はぁ……サキュバスってわかってるが、嫌だったら止めろよ?」
「いいんだよ…だって、私の方が悪いんだし」
少し悪い笑みを浮かべたあと、ムーアは機械に魔力を送る
すると、リズミカルな動きに変わり
「くぁ!!」
無理やり入れてるわけでないのに、とんでもない
息が上がってきて、俺は限界を迎える
「はぁはぁ…………おれ……もう、無理だぞ……ムーア…」
力が抜けて俺は大の字に寝そべる
ムーアは手際よく回収し、わぁ!すごい!という声を上げる
「王子すごいよ!君のはやっぱり当たりだよ!!」
「お、おう……よかった……な……」
半分なんのことだかさっぱりわからないが
「とりあえず、もうちょっと頑張ってね…♡」
ムーアには、容赦ない…俺、何か悪いことしたっけか…
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