第21話

この男は危険。


私の中でそう思った。


だから必死に逃げようとしたが


「来いよ」


オウジサマの機嫌に触れたのか、低い声だった。


そして私は、一つのカラオケルームに連れて行かれた。


「いやっ...離して!」


なんて言って離れようとしても男の力には勝てなかった。


「悪いけど、今日は帰って」


と一緒に来ていた女であろう人にそう言い放った。


「は〜い、また明日ねッ」


女は、部屋から出て行った。


「きゃっ!」


私は椅子に投げられた。


痛い。

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