第29話

今、俺達は何故か柳の家にいる


えっ何故かって?


回想


楓の家の前、ギャァギャァやかましくようやく家についたと思いきや、突如楓は声を荒げた


「あっしまった…」



「何?」

と問うのは俺と柳



「……家の鍵、学校に置いてきた………かも」



何ぃい?

とガーンとなる俺と華音


が、一人だけやけに冷静だ「かも なんだろ?

鞄の中に入ってるかもじゃね?」


「うん、そうだね。

もしかしたら鞄に入れたかも」



が、鞄に鍵は入ってなく

「じゃあ俺ん家来る?」


と柳の発言で俺等は柳の家に行く事になった



「それにしても、以外にあんたん家金持ちなんだね~」

以外にを強調しながら言うのはもちろん華音




が、しかし、柳の住んでいるマンションは高級だった


「まぁ、金持ち…かな?」

そう言う柳にすかさず突っ込む俺

「自慢かよ」




「そんな事より、親とかいいの?なんか無断に入って料理して」



確に、共働きかな?まだ帰ってきてないようだが

なんか勝手に使わしてもらって悪い気がする


「あぁ~大丈夫




一人暮らしだし」






「はぁぁぁあ?」

見事華音とハモった

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