第27話

「予告前に行くぞ


だから11時に校門集合な?」


何故か指揮をとっている柳



お前が取るなよと言いたくなるが抑える


「じゃあ」

ヒラヒラと手をふり帰っていく柳



「って帰」

「帰るんかいあいつ」

るのかよ、と言おうとした時、遮りのはもちろん華音


「みたいだね?」


呑気な楓



「なぁんだか、本当ムカつくやつだわ……」


と本人が居ないのを良いことに愚痴り始める華音



たぶん、いや恐らく仕切り役をとられたからだろう


「もう、こうなったら楓君の料理、食べるまでよ」


は…い?

ちょっ関係ないんじゃ?


「ねぇ楓君、いいでしょ?」



「別にいいよ、


けどその前に買い物行かないと」


ニッコリ微笑む楓に

わざわざ買い物までして?と驚く俺


「やった~」

行く気満々な華音の後を溜め息を吐きながらついていく


が、そんな俺の行動が気に入らなかったのか

睨む華音



怖っ、俺についてくるなと?


が、暫くして華音は俺の存在を抹殺するかのように楓ばかりに話し掛けわざと視線をあわせないようにしていた





そして、俺等は楓の家で夕飯を食べるべくまずスーパーに行く事にした

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