第11話
そこで、気付くのは楓
「唯、華音ちゃん
これ…もしかして」
「いや、もしかしなくても」
そう、図書室で起きたのと体育館で起きたの
どちらも人が死んでいる
これは間違えなく
殺人予告
だが
「だけどあれはどう考えたって事故だよね」
そう、無理だあのバスケットコートを落とすのも
大人数人でも動かなかった本棚を倒す事も
それに目撃者もいる
つか、自分等もその一人だ
「人が死ぬ予告をしてきたものがいる、ていうことか」
「能力者かもね」
「それしか考えられねぇんじゃね?」
「て事はさ、次の殺人予告がまた送られてくるって…事?」
「けど、明日は土曜だし」
「うん、
16日に予告が送られてきて17日に図書室で亡くなっている
18日に予告が送られてきて19日に体育館で亡くなっている」
「次は、明日送られてきて明後日誰かが死ぬ?!」
だとしても
土曜だし学校は月曜まで立ち入り禁止だし。
「机の中に予告を入れるのは…無理か」
「ここの生徒なのか、そうじゃないのかも分からないし」
突き止めるのにも突き止められない
「まぁ、明日に」
明日になったら何か起きるのだろうか、明日になるのを待った
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