閑話とおやすみ
アメリカで有名なサンドイッチ店がある。
そこには、カスタマイズ性のある具材やソースが並び、店員に注文して食べるシステムだ。
「店員さん、ハムレギュラーで野菜全部ピクルスいれてバジルソースで」
「私はエビアボカドに野菜ピーマン抜きでクリーミードレッシングお願いします」
啓一と恵の2人はそれぞれのサンドイッチを頼み、各々ドリンクとポテトを頼んで席に着いた。
「ここ女性多いな」
「ファストフードだけど、サンドイッチってなんかOLぽいからだよ多分」
食べながら談笑してると、持ち帰りの注文をした客が外で派手に転んでお腹を抑え込んでいた。
受け身が取れずに腹を打ちつけたのだろう。
「おい、大丈夫か?」
「痛くない?」
「だ、大丈夫です」
腹を抑えながら潰れしまったジンジャーエールを戻し、サンドイッチとポテトは漏れ出た飲み物に浸らないようポケットへと入れていた。
そしてお辞儀をするとそのまんま立ち去ってしまった。
「大丈夫かあの人?」
「フラフラしてないしへーきじゃない?でも鈍臭いなー」
「運動不足がたたったんじゃね?」
「なんでそんな事わかるの?」
「いや、なんとなく」
そして二人はその客の背を見て、少しだけ心配になりながら食事を再開した。
どうも作者です
転んだ客のエピソード、実は私です
お腹を打ってしまい昨日と今日のエピソードの更新間に合いませんでした!
閑話を楽しんでいただければ幸いです。
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