第15話
『では教えよう。お前の両親の事を…。』
『お前の父はここから遠い町の剣士であった。
そして母はその町から程無くした村の娘。
そして二人結ばれ、お前が生まれた。
しかし、お前が生まれて一年も経たぬ内、その村は魔獣達の襲撃にあったのだ。
村は壊滅状態で、町から援軍が来た時にはもう…殆どの人間が喰い殺されてしまった後だった。
お前の母は瀕死の状態で、赤子のお前を必死に抱えていた。
「この子を助けてっ!!誰かっ!!」
と必死に訴えていた所に当時まだふらふらと傭兵をしていたケイが来て…お前を受け取ったのだ。
「大丈夫!!この子供は俺が何とかする」
と。
…お前の母親はそれを聞いて安らかに眠ったよ。
家族を護るため勇敢に戦った父の傍らでな…。』
クロノが全てを語るのを、マオは何も言わずにじっと聞き入っていた。
「そうか…。うん。教えてくれてありがとう、クロノ…。」
マオは、全てを聞いても取り乱さずに落ち着いた声で礼を言った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます