第3話


神殿の裏には、広く美しい花畑…。

清らかな水が沸く泉に、爽やかなそよ風が吹く場所。


「うわぁ…綺麗…。」

その光景に息を飲むミク。


「あぁ…綺麗だな…。」

眩い光に目を細め、光の中のミクを見つめる。


「ねぇ、マオ見…っ!!」


ミクの言葉を遮り、マオが抱きしめる。

「…ミク…。KISSして、いいか…?」

「…うん…。」


ちゅっ…


軽く、触れるだけのKISS・・・。


「ん…マオ…もう一回…。」

潤んだ瞳で、ミクがせがむ。


ちゅ…


再び唇が交わる。


「んっ…」

今度は更に深く…深く…。


「ふぁ…んん…っ…」

ミクの鼻にかかった声が漏れる…。

「はぁ…っ…ミクっ…もっと…」

お互いが求め合うがままに、横たわる…。


「っ…マオッ…イヤッ!!」


マオがミクの服を剥そうとすると、ミクは身を竦めて拒んだ。

「っ?!ミク…?」

マオが哀しそうな顔を浮かべると、

「…ゴメンなさいっ…僕、汚い…マオに、見せられない…触れられない…」

と、泣きそうな顔をして訴えた。


「ミク…。お前を見せて?…ミクは、可愛いよ…。」

マオはミクの体を抱き寄せて、顔に、首筋に…肩、腕、手の甲…順番に口付けをしていった。


「ん…っ…マ…オッ…好き…っ大好きっ…。」

唇が触れる度に、耳と尻尾がぴくんとなる。

潤んだ熱い瞳でマオを見つめ、マオの肌蹴た胸に顔を埋めた。

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