第33話

なんて考えるくらいには恥ずかしさと、目のやり場に困って浴室の片隅に逃げていたのだ。



「凛ちゃん、」


「〜〜〜っ。」



無理無理無理無理無理!!!

いくら自分はペットだと思い込んでも、身体を男の人に洗われるとかなんのプレイですか?!



ブンブン首を左右に振るあたしに、男はため息をついてあたしの頭を撫でてくるのだ。



「猫はお風呂嫌いって知ってたけど、ここまでとは。」



にゃんこ?

あたしはにゃんこだったのか?!



この人の目にはもふもふした愛くるしい猫に見えてるのか。

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