第4話
外は真っ暗21時。マンションにやっと帰宅~。
「疲れたぁ」
ふぅ、初日は何かと緊張して普通以上に疲れた。
「おーおかえり」
ちらっと声がする方を見たら虎羽(こう)が似合わないエプロン姿で料理してた。
ぷっ何度見ても笑える!
「今日飯なに~?」
笑いたいのを抑えながらも今日のメニューを聞く。超腹減った~!
「本格的ナポリタン」
にっこりと笑って答える虎羽。へー本格的ナポリタンかぁ。って
「どこら辺が本格的?」
俺にはさっぱり分からなくて聞いたのにあからさまにイラっとした笑顔をされた。
「俺が作るとみんな本格的になんの」
フライパンをシェフみたいに振りながら言う。はいはい了解しました~。
虎羽は高校からつるんでた1番の仲。今は家賃半分半分で一緒に住んでるんだ。
「早く座れー」
「あい」
こうやっていつも夕飯とか作ってくれる虎羽。
「なぁお前ってさ」
「なに?」
「会社慣れた?」
「あ~まぁな」
まぁな。なんて軽く言ってるけど虎羽は結構大手の会社に勤めてる。
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