第24話

そしてお父さんと車に乗って家に帰ってる途中で不思議なことが起きた。





車の中から





"緊急事態発生 緊急事態発生"





のアナウンス。






車は特に何も変わったことないのにどうしてだろうと思った。





私もお父さんもこの音声が聞こえていたから幻聴ではない。





お父さんは


「きっとお母さんが呼んでいるんだろう」と。





お父さんは私を家まで送って、また一人で病院に向かった。












ーー私はどうしてこのときお父さんと一緒に病院に戻ろうって思わなかったんだろう







お母さんがあんな状態だというのに。







こんな状態でもまだお母さんは死ぬわけないと思ってたのかなーー

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る