第10話

思考が停止して呆然としたまま…


お母さんの病室へと向かった。







ドアを開けると目の前に眠っている人がいる。






その周りにはたくさんの管が繋がっていた。






そこに眠ってる人は本当にお母さんなのかなぁ…





近くで見るギリギリまでその姿をお母さんだと思えなかった。








でも、目の前まで歩いていって顔を見たら…




認めたくなかったけどお母さんだった。








辛くて仕方なかった。










お母さんはまだ子宮筋腫の手術だと思ってるんだよ…?









すぐ帰れると思ってるのに。






残酷な現実から逃げたかった。





嫌な夢を見てるみたいだった。






早く夢から覚めてよ…

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