第027話 本物のダミー
◆ ◆ レティナ視点 ◆ ◆
私のお腹の上に座っていたジュニパーは天井に直撃する手前の高さまで宙を舞い、そのまま手足を振り回しながら落下してお尻から床に着地した。
ふう、頭から落下していたら大変だったね。
ジュニパーのスーツは防刃防弾仕様だ。そうだとしても、爆発の衝撃を吸収できるわけではない。スーツから露出していた足首は吹き飛んでおり、私の腹部に乗せていた脚部は酷く折れ曲がっている。人に向けてこれを放つのは始めての経験だったけれど、凄まじい威力だ。
「あが……、あ……痛……。何が……?」
「お、ジュニパーさん、致命傷は避けてくれたね。あなたが人を殺してきた外道だと知れて躊躇いは不要だと思ったけれど、そんな人でも眼の前でバラバラになって死なれたら嫌だからよかったよ」
力なく手を伸ばして仰向けに倒れ込んだジュニパーは、頭だけを私の方に向けて恨みがましい視線を送っている。私は咳き込みながら立ち上がり、そんなジュニパーの前に歩いていった。ビリビリに破れた作業着の懐から円形の金属片を取り出し、ジュニパーの目の前の床にそれを落とした。
「が……それは、ディスク……⁉ そんなもの、計画書には、どこ、にも……」
そう、円盤型の特殊爆弾、ディスクを私は作業着の胸元に忍ばせておいた。
あれからディスクについて詳しく調べると、遠隔起爆もできることが分かった。私に危険が及ぶ直前にリングフォンで起爆コードを送って爆破させたのだ。
作戦上いくつかの分岐があることを予測していた。何らかの要因で私とティオ君が分断されて私がジュニパーと対峙する状況になったときには、ディスクによる「安全な自爆」によって相手を無力化することが今回の作戦における肝であった。ミズアメの残量が豊富であれば2人ともティオくんが氷漬けすることで拘束するのがよかったけれど、それはミズアメ不足のためできなかった。
もちろん、このことはあの計画書には書いていなかった。
「ジュニパーさん。あなた自身が言っていたじゃない。『ダミーの事務所に通信環境まで残しておくのは軽率だ』とかって」
「……な、に?」
「あの通信環境はあえて残しておいたの。そこから簡易なセキュリティを突破するだけでアクセスできるクラウドサーバを残しておいたのも意図的。そこに格納していた計画書ももちろんダミー。私たちが電気整備士として潜入したり、機械室から催眠ガスを送り込んだりすることとか、本当の計画を混ぜつつも、肝心の本命の作戦は別に用意していたの」
ジュニパーは白目が全体の9割を占めると思うくらいには目を見開いて驚きの表情を見せてくれた。
「まさか、工場からの通信が途絶えていたのは、あなたたちの本当の作戦の、結果……?」
「そう。そっちにあなたたちのお目当てのセロさんが居たの。お仲間さんたちはもう全員拘束されて、セロさんはこっちに向かってきてくれてるよ」
ジュニパーさんは小さくうめき声を上げて、両拳をぐっと握った。
「人間はね、ゴールに到達したと考えちゃうとそこで脚を止めてしまいがち。ハッキングとやらに自信があったみたいだけれど、意味はなかったね。あなたは、簡単なセキュリティを突破して襲撃計画ファイルというゴールを目にすることで、その真偽を確かめなくなっちゃったんだ」
先日、セロさんがダミー事務所について教えてくれたあと、そのダミー事務所にダミーのファイルサーバも接続させておこうと提案しておいた。意味ありげに通信環境だけ残しておけば、悪意をもって侵入してきた輩はほとんど確実にサーバの中身も盗み見ようとするだろう。ガラムほどの組織ならハッキング可能な人材もいるだろうと信頼していた。ジュニパーが優秀であるがゆえに、迅速に偽物の計画書に食いついてくれてよかった。
つい2日前にガラムからの襲撃が濃厚となり、本当に実行する計画書に加えてダミーの計画書も準備することとなったので地獄の夜を送ることとなった。ジュニパーの押し倒しに対してほとんど抵抗できなかったのは、自分の力の乏しさに加えて徹夜によって体力が尽きかけていたことも大きい。
「しか、し、カルダモ様の力であれば……! 下の階のガキは、もう捕らえられている、はず」
このジュニパーという女は本当にカルダモに心酔しているね。
「表の社会でも十分に活躍できるスキルを持っているのに、ちょっとカルダモって人に盲目的すぎ。あなた、《眼の能力》は持っていないんでしょ?」
「め……? 何を言っているの?」
「ああ、ごめんね。性質のせいで、あなたには理解できないし覚えていられない話だった。さっきから下の階で警報以外に鳴っている音は聞こえる? 爆発音で耳がやられちゃったかな」
「何、を……?」
私の言葉に応答しようとしたけれど、そこで限界を迎えたらしく、ジュニパーは意識を手放した。私も早く外に出なければ催眠ガスで昏倒してしまう。階下の様子を透視しながら、なんとか機械室から這いずり出ていく。
◆ ◆ 第三者視点 ◆ ◆
―ビーッ! ビーッ!
「警報……?」
急に鳴り響く火災報知の音を訝しみ、カルダモは天井をぐるりと見回している。
「この催眠ガスはね、あんまり使っちゃいけないんだ。白煙が出るほど高濃度で放出しちゃうと、火災報知器に誤検知されちゃうんだよ」
ティオは用済みとなった催眠ガスボンベを足で蹴って傍へと転がした。折れた右手を庇うように右半身を後ろに下げ、格闘を仕掛けるかのように構えの姿勢を取った。
カルダモとの体格差を考えると涙ぐましい虚勢のようにも思えるが、ティオの表情には一切の焦りはなく、むしろ勝負は決したと言わんばかりに余裕の笑みを湛えていた。
「だから、こうなるんだ」
ティオがそう言いながら左手の人差し指を上へと向けた瞬間に、シャアアと勢いよく天井から水滴がほとばしり始めた。それと同時に、上階から爆発音が響いた。
「なんだぁ、今の音は? それに、おいおい、スプリンクラーかよ。トレーニングマシンが台無しになるじゃねぇか」
「はは、筋トレの機材の心配している余裕はあるかなぁ?」
息を深く吐き、ティオは一層の集中を込めた。腹の奥に背骨を支えるような一本の芯があるかのように意識し、己が大脳を支え、太い視神経から放たれるパルスを感じる。ティオは両眼を見開き、辺りを舞うすべての水滴を視界に収めた。
「この状況だったら、師匠にも負ける気はしないよ」
部屋じゅうに、冷気が立ち込めた。
「こ、こぉ、なんだ?」
呑気に手のひらを広げてスプリンクラーの水を受けていたカルダモは、その手に伝わる冷気をトリガーとして異常事態にようやく気付いた。
「水が、こ、冷てッ。うぁっ……痛ゥゥウ!」
手のひらで受けた水が、そこから伝ってくる水が、全身を濡らす水が、そのすべてが身体を包み込んで固められていく。
普通、日常生活で氷を素肌で触れる機会というのは意外と少ない。グラスにロックアイスを注ぐときには何らかの器具を介して氷を運ぶだろうし、触れるとしても少し指先で摘まむ程度だ。雪国に住んでいても、雪を触る程度で氷塊に触れることはまずない。ティオの《氷グレイシー》は凍らせる瞬間に皮膚に食い込んで、触覚と痛覚を司る神経すべてに冷気をダイレクトに与えてくる。
皮膚にこびり付いた氷を引き剥がそうとして払った腕に、上から新たな水が供給されて氷の層が積み重なる。鉄骨を引きちぎるほどのカルダモの膂力であれば身体を覆う数センチの氷の膜など剥ぎ取るのは容易い。しかし、ヒビ割れさせた氷の層の隙間に流れる水がまたすぐに迅速に凍結し、より厚く氷の膜が形成される。銃弾を貫通させないほどの強度の肉体であっても、冷たさは十分に伝わる。冷感が痛覚へと変換されて、カルダモの動きが緩慢となる。
「何だよ、おい、これは⁉︎ どうして凍る⁉︎ てめぇの仕業なのか?」
鼻や口が凍ってしまうとまずいと認識したカルダモは、顔を下に向けて呼吸できるスペースを確保しながら叫んだ。後ろに結わえた髪が垂れ下がり、それを伝って水が流れる。それが凍らされることで氷柱が生成され、すぐに地面に届くまで伸びていく。カルダモは腕をやたらめったら振り回し、身体に積み重なる氷を引き剥がそうとする。
「すごいね、普通の人間ならすぐに冷たさと痛みで関節が固まって動けなくなるのに、まだ氷を引き剥がせるんだ」
カルダモの動きが鈍くなるのは、スプリンクラーが起動して1分もかからなかった。腰から下が三角錐の形状の氷に包まれて、カルダモの強大な膂力であっても動かせない質量と結合力を示した。ティオに向けて恨めしそうに真っ直ぐ伸ばしたカルダモの腕には、鉛直に幾本もの氷柱が垂れ下がっている。
「く、クソ……がぁ」
最後にそう悪態を吐いてカルダモは静かになった。
「首から上は凍らせてないから窒息死することはないよ。安心して」
ティオは左手を広げて自分の額に当て、水分を含んだ髪の毛から水を搾り取るように髪を掻き上げて後ろに流した。弾け飛んだ水滴は、細かい氷の粒へと変化して煌いた。
◆ ◆ ティオ視点 ◆ ◆
閉め切られていた窓を換気のために開放した直後に、レティナさんがボヤきながらドアを開けて居室に入ってきた。
「ひぃ、ふぅ、火災警報が鳴るとエレベータ動かなくなるのは計算に入れていなかったなぁ。ごめんごめん、非常階段まで遠かったから遅れたよ」
さっき上から響いた爆発音からしてディスクを爆発させたんだろうけど、それを感じさせないほど相変わらず暢気な人だ。
「レティナさん、ディスクは大丈夫だった?」
「うん。練習のときに3回ほど試し打ちしたことはあるとはいえ、さすがに緊張したぁ。ジュニパーは早めに手当すれば命に別状はないかな」
レティナさんは、胴部分にぽっかりと穴が空き、そこに何でも屋の制服が覗く作業着を僕に見せびらかせている。とても女性らしくない振る舞いに何かツッコもうかなと考えていると、レティナさんは頭を何もない下方に向けて話し出した。
「あ、地下トンネル通ってセロさんが下まで来たよ。リングフォンでセロさん宛にチャット送っておくね。えっと、エレベータ使えないので非常階段でお願いします、と」
工場側の制圧が完了した師匠は、非合法に繋げられた地下通路を通ってこちらに向かってきてくれているみたいだ。こうして別行動していても、レティナさんの透視とリングフォンの通信を介することでお互いの状況をほとんどリアルタイムで共有できるのは頼もしい。
「う、ぐ……」
氷漬けとなったカルダモがうめき声をあげている。呼吸を確保させるため顔面部分はほとんど凍らせていないとはいえ、まだわずかながらに意識が残っているのか。異常な筋力を警戒して、いつもこうして凍結で相手を拘束するよりも3倍以上の厚みの氷の層を形成させた。それでも、まだまだカルダモには余裕がありそうだ。
「レティナさん、どう? カルダモは大丈夫そう?」
「見たところ、深部体温36度、心拍数55、まあまあかな。このままどんどん体温下がっちゃうから早めにワイヤー巻き付けておこう」
レティナさんは、上階の機械室に残していたカバンから拘束用の電熱収縮ワイヤーを持ってきてくれていた。
ただ拘束するだけなら僕の《氷グレイシー》による凍結で十分なんだけど、そのまま数十分放置してしまうとターゲットが低体温症で至ってしまう。この特殊なワイヤーは、規定の電圧をかけると熱を発しながら収縮または伸長するワイヤーだ。引っ張り強度もすばらしく、クレーンで超重量物を吊ることにも利用されている。巻き取り部分などの稼働部を少なくできるので有用らしい。
工事現場での用途だと熱を発することは副作用として疎まれているのだが、僕の能力にとってはちょうどいい。氷の塊に巻きつけて電圧をかけると、氷を融かしながら収縮してくれるのだ。収縮する程度を見極める必要があるが、こうすることで氷による拘束をワイヤーによる拘束に切り替えることができる。氷が融けて表面に生じた水を僕の能力で亀裂を生じさせるように再凝固させることで簡単に氷を割ることもできる。
「カルダモよりティオ君の方が心配だよ。その右腕大丈夫? 薄く紫色になってパンパンに腫れてる」
「うぐ、正直大丈夫じゃない。僕の身体って温度変化を無効化しちゃうから、こういう冷やさないといけない腫れを抑えにくいし、結構治るのに時間かかるかも……」
「うわー、骨を透視してみたら結構いやな折れ方してるよ。こっちから天井を貫通させて5階に行くことは計画の一案にあったけれど、カルダモに力でこじ開けられて落ちるのは想定していなかったなぁ」
レティナさんの《
「準備期間取れなかったし仕方ないよ。はーぁ、計画は成功したけど、師匠から褒められるかなぁ」
「ふふ」
氷漬けのカルダモにワイヤーを巻きながら、レティナさんが柔らかく微笑んできた。
「何笑ってるんだよ、レティナさん」
「いや、ティオ君はセロさんに心酔してるんだなぁと思って。師事する人を選ぶのは大事だなと思っただけ」
たしかにそうだけど、このタイミングで言うことかな? やっぱり変な人だ。
◆ ◆ 第三者視点 ◆ ◆
合流したセロは、レティナからカルダモとジュニパーとの戦闘の顛末の報告を受けた。
「なるほど、そこのカルダモの異常な力を除けば作戦通りだったというわけか」
「その例外がとっても重要なんですけれどね」
レティナはカルダモの身体を纏う氷塊に巻き付けたワイヤーに携帯バッテリーで電流を流しながらそう強調した。熱をもったワイヤーがギリギリと縮んで、氷塊を融かしていく。
相手が《眼の能力》を持っている可能性を考慮して、レティナは事前の透視ではガラムの構成員に不自然な点が見当たらないか注目していた。しかし、カルダモの特殊性がシンプルな高い身体能力であったので見逃してしまったのだ。
十分な調査期間があれば、カルダモが利用するトレーニングマシンに異常なウェイトがかけられていることから気づけたかもしれない。しかし、ウェイトトレーニング経験の乏しいレティナは一般的なウェイトの程度を把握しておらず、違和感を覚えられなかった。
「ティオ、負担をかけたな。ビル側の制圧も俺1人でやるべきだった」
「そんな、油断した僕のせいです」
「カルダモの力に気付けなかった私のせいですよ」
ティオは左手で負傷した右手首をさすりながら、カルダモを覆う氷が綺麗に割れるよう能力を行使していた。レティナは申し訳無さそうな表情を浮かべ、ティオに頭を軽く下げた。
「カルダモのトレーニングルームになっていたここなら固定具やテーピングもあるだろう。レティナ、探して巻いておいてやれ」
「はい!」
ティオを負傷させた責任を感じていたレティナは、取り返しができるポイントをセロに提示されたので周囲を透視して固定具になるものを探し始めた。
セロは、部屋の中央まで歩き、天井にぽっかりと空いた裂け目を見上げた。
「あの天井を引き裂いたのか。あんな太い鉄骨を素手で引きちぎる腕力があるのに、《眼の能力》を知らないというのは、確かにスクレラに似ている」
セロの人生を大きく変える要因となったスクレラ。その人物と似たような体質を有する者がもう一人、眼の前にいる。セロは珍しく期待半分、緊張半分の面持ちを浮かべた。
「あ、カルダモが目覚めましたよ」
キャビネットに保管されていたテープと、固定具代わりの金属製ハンガーを持ち出しながら、レティナはカルダモが覚醒したことに気づいた。
「よし、俺が聞き出そう」
ワイヤーによる拘束が完了し、仰向けに寝かされたカルダモの頭の横にセロは立った。半目を開いたカルダモを、セロは見下している。
「……貴様がセロ=ミデンか」
背格好の情報から、すぐ横に佇む大男が誰なのかをカルダモはすぐに理解した。
「どうも、俺がセロ=ミデンだ」
「……ジュニパーはどうした?」
「ほう、最初に部下の安否を訊くとは感心した。ディスクの爆破により脚部が損壊していて重体だが、命は十分助かるだろう」
両の鼻の穴に入った冷たい水を流しだすように、カルダモは大きく鼻から呼気を吹いた。
「……ちっ、そうかぁ。じゃあ、てめぇらは何者なんだ。水は凍るし、ふざけた超能力者集団なのか?」
《眼の能力》の情報消失の性質が記憶に影響し始めるまで1時間程度は要する。カルダモは現時点ではティオの《
「水が凍ったことも、今の会話もどうせ数時間もすれば忘れる。想像通り、俺たちは超能力者集団ってことでまあ当たっている」
セロは、その言葉と同時にしゃがみこむと、人差し指から刀を伸ばし、カルダモのこめかみのすぐ横を通すように床に突き立てた。
「な……! なるほど、ふざけた奴らだ」
「抵抗は無駄だと分かってくれたらありがたい」
頭を床から起こしてセロを睨んでいたカルダモは、力を抜いて後頭部を床につけた。
「貴様はこのまま身体を温めないと低体温症で命に関わる。2つ質問があるから端的に答えろ。答えたら救急を呼んでお前も部下も助けてやる」
カルダモは目を細めて唇を歪めせた。セロはその表情を見て、話せることと話せないことがあるが好きにしろ、と読み取った。
「1つ目、コルネウス=ホイールという人物を知っているか? 巷では破壊神などと言われている物理学者だ」
「あぁ、コルネウスだと……⁉ なんだ、貴様ら、シンワダチの人間だったのか⁉」
力を抜いていたカルダモは、頭を起こして叫んだ。身体をがっしりと拘束しているワイヤーが軋む音が部屋中を反響する。
「シンワダチ……? 特に俺たちはシンワダチの関係者というわけではないが、どういうことだ?」
「……俺がこういう身体を得た原因だよ」
「何……? お前の身体については2つ目に訊きたかったことでもある。詳しく聞かせろ」
「チッ、分かったよ。俺の個人的な身の上話だから組織とはあまり関係ねぇしな。話せぇや解放してくれんだろ?」
セロはゆっくりと頷き、了承の意を示した。
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