概要
放課後の教室で、僕は『生首』と遭遇した。どうすれば、僕は逃げられる?
噂で聞いて知っていたはずだった。放課後の空き教室に、女の生首が出現すること。
『そいつ』は強い催眠の力を持ち、一度笑いかけられると体と心を完全に支配される。
僕はある日の放課後に『そいつ』と遭遇し、今は空き教室に捕まっている。
「ねえ、恋バナしよっ!」
僕は一体、どうやったら逃げられるんだ。
『そいつ』は強い催眠の力を持ち、一度笑いかけられると体と心を完全に支配される。
僕はある日の放課後に『そいつ』と遭遇し、今は空き教室に捕まっている。
「ねえ、恋バナしよっ!」
僕は一体、どうやったら逃げられるんだ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!最後の一文まで気が抜けない精神的ホラー
黒澤主計(黒澤カヌレ)さんによる、辛口ホラーの一編。
本作に登場する「生首」のシーンにはリアリティがあり、読んでいて思わず身をすくめてしまいます。
その「生首」と目が合ったが最後、催眠によって心を支配されてしまうという設定が、絶体絶命の緊張を生み出しています。しかもその「生首」、名を「マッキーちゃん」といい、「恋バナをしよう」と語りかけてくるのです。この不気味なギャップが、恐怖にさらなる不気味さをプラスしています。
そんな中、主人公は、これまで「友人たち」の話していた「失敗談」を思い浮かべながら、どうすればこの異常事態を乗り越えられるかを必死に考え抜きます。
やがて、主人公は「ある違和感…続きを読む - ★★★ Excellent!!!無策な登場人物を嘲笑う読者を嘲笑う。
放課後でばったり、生首と目が合ってしまった。
クラスメート達が噂する「出会ったら、終わり」とされる彼女。
彼女は無邪気にお話をしようと持ちかけてくる。
果たして終わらずに済むのか。
・
作品の登場人物に「こうすればいいのに」と思ったことはないだろうか。
特にホラーは物語を進めるためか、わざわざ無策で突っ込み状況を悪化させる内容も多い。
怖いだろうし、命に関わるんだから仕方ないにせよ、もう少し考えられたのでは、と毒づくこともある。
この作品はそういった読者にオススメの作品だ。
打てる手を全部打とうと足掻く主人公と、怪異の応酬が見て取れる。
取り敢えず外面も…続きを読む