第63話
「聖夜っ…!」
ステージの聖夜を見上げると、ステージの上では聖夜が宮前に殴り飛ばされていた。
エルフの他のメンツも、レジスタンスの連中にぼこぼこに殴られている。
前に進もうとする俺も、レジスタンスのメンバーに掴みかかられた。
「どけよ!!!」
そいつともみ合いになると、視界の端でカイもレジスタンスのやつと殴り合いになっているのが見えた。
ーーーこの奇襲は、…レジスタンスが、アローズの関係者を…?
一瞬の隙を疲れて顔を殴られて床に転がる俺は、Blessの2人がこちらに駆け寄って来るのが見えた。
……ここではレジスタンスに目を付けられた人間ばかりが狙われてる。
宮前と話をしたのは俺とカイだけだ。
「逃げろ!!!!」
そう叫んだ直後に横腹を蹴られてむせる俺になおも人を掻き分けて近寄ろうとする2人。
「お前ら、受験生だろ!お巡りが来る前に逃げろっーーー、」
ちくしょー。声が出ない。
「はやく逃げろ!!!!」
俺の一括に2人は走り出してくれた。安心した。
起き上がり相手に殴りかかる。
そのデニムのポケットに入ってる物騒な物、取り出されるとすげー迷惑なんだけど………。
そんな事を頭の端で考えつつ、俺はとにかく無心で応戦した。
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