第62話

「いぇーーい!!来てくれてありがとうみんな!」




聖夜たちがステージに出ると、場内のボルテージは一気に上がった。




「前、行こうぜ!」



俺たちはステージに向かって歩き出した。




シドやレオは何処らへんで見ているだろうか。


Blessの2人は、ちゃんと着いて来ているだろうか。


カイは、人ごみに立ち止まっていないだろうか。






歌い出した聖夜に向かって走り出した。照明に照らされて、


聖夜の胸のターコイズのピアスが一際輝いたのを見た瞬間だったと思う。




「ぎゃぁぁ」



短い悲鳴が、場内の至る所から聞こえ出した。




ーーーえ?





冷静になって辺りを見回すと、


ステージの光に照らされて、至る所にレジスタンスのメンバーの顔が見えた。






ーーーこれは………





「うわぁぁぁぁあ!!!!」





一瞬の出来事だった。




武器を振り上げた奴らは次々に狙いを定めた奴らを打ちのめして行く。

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