第34話

「な?Blessに入ってくれよーカイ。あと、マイ先輩もスタジオに連れて来て良いしさぁ」


「はぁぁ?お前、何なんだ、本当、なんでそうなる」


「いや、さっき痴話喧嘩してたからさ?」



まぁ。その前からカイとマイ先輩が付き合ってたのは知ってたけど。




「もー別れた」




カイはもう喋るのが疲れたといった様子で煙草を口に咥えた。





「文武両道の好青年がいつの間にグレたんだか?あんなに急いで車に乗ろうとしてたって事は、お前らは参戦するつもりだったんだろ?」




その煙草に火をつけたスバル君に、カイがお礼の代わりにぺこっと無愛想に頭を下げた。




「俺らもあんたたちと同じ武闘派なんで」

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