第4話
上里敬哉(あかりけいや)は中学の時から同じ陸上部にいた親友だ。
短距離の選手で中学時代は3年間常に試合に出場していた。
100mが専門でタイムは10.52である。
県大会でも2位だった。
歩希が11.91だから雲泥の差である。
所が歩希は1500mは3.59.58と3分台の記録を持っていたのである。
これは高校に入って陸上部の新入生テストで分かった事だ。
「やっぱなあ。お前はもしかして長距離向きかもしれないって俺も思ってたよ」
「俺は自分の走り方が、悪いのかと思っていたよ」
「…… 」
「長距離……やってみようと思っているんだ」
「それがいい。お互いに頑張ろうぜ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます