第5話
こうして長距離向けの練習メニューをこなす事になった。
LSDトレーニングの90分ジョグ。
ペース走で走るレースを整える。
持久力のアップや、スピード持久力の向上を図る。
ビルドアップ走、タイムトライアルなどの
練習。
そしてインターバル走である。
短距離とは練習メニューも異なるので歩希は最初はかなり戸惑い中々馴染まなかった。
5月25日から27日までの間、兵庫県高等学校陸上競技対抗選手権大会が行われた。
歩希は5000mに出場する事になっている。
神戸英明高校の赤のランニングシャツに赤のランニングパンツ姿で歩希はトラックの上で他の選手と並んで競技の開始を待っていた。
出場選手は全部で48名である。
400メートルトラックを200mのスタートの位置からゴールまで来て、そこから12周回る事になる。
ピストルが鳴って歩希は走り始めた。
初めからスピードを上げる事はせずにトップ集団についていく形で力を溜めておく。そして3000mを超えた辺りから加速していき、最後にスピードを上げてフィニッシュだ。
タイムは14.45.26で4位だった。
歩希は近畿地区大会に出場する事が決まった。
近畿インターハイは6月14日から6月17日まで開かれる事になる。
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