１　やけ食い

帰り道、コンビニよって爆買いを。怒りに任せて貪り食って、後に残るは、やりきれなさと分厚い肉と軽い財布に無力感。

２　思い付き

財布を漁って出てきたものは三日坊主の証明書。薄い緑の縁取りに縁を感じた今週末。何年振りかのジム通い。

３　出会い

恐る恐るやってきて、勝手の知らないことばかり。紅一点の受付に手取り足取り教えられ、赤くなるのは顔だけか。

４　思っているほどではない

ウォーミングアップのつもりで走ったら、膝と喉が焼け焦げる。己の怠惰に憤り、それが却って心を燃やす。

５　視界にはいる

真新しく鮮やかな、１０枚つづりの回数券。なじみとまではいかずとも、こちらに微笑むその目には映っていると信じたい。

６　やってられるか

ずり落ちるズボンをベルトで無理やり締めてデスクに向かう平日に。メリハリなんていうけれど、本音はとっととここを出たい。

７　間食、シュークリーム

空腹に入るクリーム、シュー生地は、嵐のように巻きあがり、心も体も満たされる。たまの贅肉、許してください。

８　いやな予感

三日坊主の自慢は消えて、今日で週２、６カ月。気になる姿は見かけない。影と闇が脳を舞う。

９　産休

この国の未来を一人静かに思う。祝うべきことなのに重く、黒く、どろどろと湧き上がって来てしまう。

１０　燃焼系

熱くたぎる体の叫びは頭の中をつんざいて。心の中に溜まった石油を全力燃焼、大回転。いよいよ１００ｋｇ挑戦か。

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