第11話 それでも・・・
そのミレア感情を感じ取っていたshi-baが感情を剥き出しにして、普段の姿では無く光の王の盾のかなり凛々しく威圧感半端ない姿で
『貴様ら人間に生きる意味はない、勝手に生きろ』
そしてその街から消え去った
精神を粉々に崩されたミレアは思い出しては泣き思い出しては泣きを繰り返していた
shi-baはそんなミレアを見守るが
『こればっかりはなぁ、自分自身で立ち直らない限り助けようが無い』
ミレアはそんな状態のまま空を見上げた
『私間違ってたのかな、もう消えようかな、パパ、ママ』
ミレアは空を見つめて泣いていた
すると数多くの異世界人達が以前ミレアが居た街の方へ向かって行くのが見えた
『え!あれって』
ミレアはそんな精神がボロボロの状態のまま、『彼達を守らなきゃ』と自然と身体が動いていた
それに気付いたshi-baがミレアの前に久々に現れる
『ミレア何処へ行く気だい』
『shi-ba、ちょうどいい直ぐに向かってあの街へ』
『ダメだ、もうあそこへ戻る意味は無い』
『何言ってるの、皆んなが彼が死んじゃう』
『ミレアを傷付けたあの街も人間も消えてしまえばいい』
『ふざけないで、私達は光の』
『ミレア!僕は君がそれ以上傷付く姿なんて見たく無いんだ!』
暫く沈黙が続いた後
『shi-ba、気持ちは凄く嬉しい、でも無視出来ないわ』
ミレアはshi-baの制止をも振り切って街へ戻ろうとした
『やれやれ、オテンバ娘には困ったものだよ』
そう言いながらミレアを背に乗せshi-baは空中を街へ向かって走り出した
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