第6話 緑子のブログ

「日々の暮らしにちょっとしたスパイスを」

二〇一八年三月十日(土) 


昼食の食器を洗って


お布団を干していた


パタパタして取り込んだ


ベッドメイキング


カレと家事を両立させることは


そう簡単な事ではありません


今までは手作りで食事を作っていましたが


最近はお惣菜のお世話になる事も多々です


多少の散らかりやホコリは


見て見ぬ振りができるようになりました


家事の手を抜いて


自分の体を労わるように心掛けています


カレとの性生活を長く楽しみたいからです


お部屋の掃除機掛けをします


実家に行って花の肥料を分けて貰ってきます


籐の買い物かごを持って


スリッパは揃えて玄関から出ます


庭には一回り下の従妹が植えてくれたチューリップが


元気にしているかな?


カレと仲良くしているかな?


先日、カレを連れて来た時に


カレはずっと私の事を見ていた


イケメンだったので私の方がドキドキして


帰った後にカレの顔を思い出して


大和今のカレのように襲われて押し倒される


妄想したら疼いてベッドで自慰


気持ち良く直ぐに逝った


私は若い男性が好きみたい


若い男性は激しいから頭の中が真っ白になって


気持ち良くなるの


急に話が変わるけど


季節ごとの花が次々に咲いて


目を楽しませてくれています


実家に行くと母が一人で本を読んでいた


父は既に亡くなっているので


「寂しい…」とポツリ


今はカレに夢中だし、


カレがたまに来て抱かれるから


母と同居はできないし 今はしたくない


夫だってイヤだろうし


今はカレが一番だから


母の事も大事だけどやっぱり心身共の


快感を一番優先してしまう私


だから実家には良く顔を出している


母の食べ切れなかった食事の残りを


タッパーに入れて


持って行ってと言われて


仕方なくもらっていきます


「今度の日曜日、法事だからね!」って


すっかり忘れていました


私、カレとドライブの約束しちゃった


カレに事情を話して別の日に変えて貰わないと。


自宅に帰って来て、直ぐにカレにラインを


「わかったよ」と優しい


次の週の土日に変更してくれた


花壇に実家で貰って来た肥料を撒いた


結構、大きくなった


ちなみにこの花壇は生前私には優しかった


亡き父がブロックを積み上げて


他界する前に作ってくれた


私の大切な父の形見の宝物


ブロックの隙間から水や土が流れる事はありません


その父はいわゆるフロント企業経済ヤ×ザ


社長で母は二号さんでした


私の事はとても可愛がってくれました


*


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「日々の暮らしにちょっとしたスパイスを」


一人分のご飯を炊く準備です


土鍋で炊きます


主人から言われた私の取柄は


「料理が上手と掃除洗濯」なことだけ


だからこれらだけは毎日


出来るだけ手作りを心掛けていました


でも最近はカレとの出逢いの出張料理人を頼んでから


カレとの生活をメインにしているので


随分とズルこけています


倉庫に玉葱を取りに行こうとしたら


ヒロシが騒ぎ出しました


「倉庫に玉葱を取りに行くだけだから」


と言っても吠えていました


私と同じで寂しがり屋さんですw


ネットに入れて風通しの良い屋根の下に吊るしています


長持ちすると聞いたので


でも緑の芽が出てきました


春だからね……


ジャガイモと一緒にキッチンへ


冷蔵庫から豚小間を出して


ニンジンは実家で貰った間引き菜、


玉葱、ジャガイモとくれば 


カレーライスの定番材料ですw


コンロに鍋をセットして油を引いて


野菜から炒め、その後に豚小間を入れて


スープストックチキンブイヨン


(事前に鶏ガラと野菜で取って冷凍保存してある)


を入れて煮ます 本格的でしょ?


だって私は結婚するまで


お料理教室に通っていたんだものw


ABC そこで主人と出会って


生春菊のサラダには


温泉卵とクルトンとベーコンを添えて


手作り醤油ドレッシングを添えてグチャグチャに混ぜる


本当は食用のタンポポの葉で作ると美味しいらしい


カットフルーツを器に盛り付けて


ご飯が炊けるのを待って、


カレーライスは明日、カレにもお裾分けするので


多めに作りました


主人が好きだと言ったガラス容器に入れてある


自家製ラッキョウも小皿に


料理と片付けは同時進行


これも主人に褒められていることです


カレーの具に火が通ったので私の定番は


ゴールデンカレーの中辛と大辛を混ぜる


水で伸ばすと野菜のうまみが台無しになるので


私の場合の隠し味は別鍋で白ワインを


フランベして


デグラセして足します。


世間では“カレールー”って言うけど


私は“カレーソース”と言っています


“ルー“って言うのに抵抗を感じて


ちなみにカレーソースが出来上がったら


鍋ごと氷水に入れて、


ソースをスパティラで


掻き回しながら急激に冷やします


そしてタッパーやジップロックに入れて冷凍保存します


ご飯は既に炊けていたけど


私の場合はこの作業を


終えてから食事にします


ご飯が炊けたのでお皿に盛ってカレーソースを掛けます


ちなみにカレーやシチューの鍋底のように


酸素が少ない環境でウェルシュ菌が増殖します


この菌は高温に強く


百度で数時間加熱しても


死なない為 カレーの鍋の中で


長時間煮込まれても生き残ってしまう


良くカレーは次の日が美味しいって言われて


常温で出していて明くる日に火を入れて食べたら


約十時間後に


腹痛、下痢などの腹部症状が起こします


ウェルシュ菌以外にも


加熱しても死滅しない菌


セレウス菌、ボツリヌス菌があります


調理の際は「加熱したから大丈夫」と


過信しないようにして下さいネ!


食事を終えたら、食器を洗って


シンクを水洗いして水滴を残さないように


乾いたタオルで拭いて本日の家事は終了です


ヒロシにご飯を上げて


入浴して就寝します


*


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「日々の暮らしにちょっとしたスパイスを」


二〇一九年四月十四日(日) 


昨夜のカレとのセックスですが


カレと一緒にイタリアンレストランで食事した時に


カレはワインをフルボトルで一本飲んだので


性感マッサージは抜きに愛撫でした


食事から帰って来てカレの部屋に入ると


二人でそのままベッドに


私も眠かったので、カレに寄り添っていたら


カレが耳元で「君の匂いが嗅ぎたい」と言った


カレに言われたら仕方なくワンピを捲り上げて


インナーを捲って嗅いで貰っていたら


「直で嗅ぎたいから上半身を全部捲って」と言われ、


首まで捲ってブラを外したら枕の下に仕舞われて


「オカズにするから」って言われた。


高かったのにと思ったけど


カレに甘えられると


「イヤ」とは言えなくなる


私のバストの谷間に顔を埋めて来たので


自慢の二つの膨らみで顔を挟んで揉んで


ピンと立った尖がりに鼻の先を付けて


クンクン匂いを嗅いだ後に鼻息を吹き掛けられたら


私の下半身はジュンと濡れたのが分かった


物凄く息を荒くして嗅いできてヒロシのようでw


恥ずかしいぐらいだった


その後は尖がりを舐めてきて吸われて


可愛く啼いた


もう欲しくなるくらいに感じた


シャワーも浴びないのに


ニットのワンピースの裾を捲り上げて


脱がされる訳でもなく首まで捲り上げられて


同じくニットのパンツを脱がされて


片方の足首にショーツと一緒に巻き付けられた


そんな無防備な格好にされて脚を上げさせられて


若い男にレイプをされる


熟女って感じで私が客観的にその姿を


想像してもエッチに見えたからカレは余計だったと思った


その後、カレの指がジャストな感じで


愛撫を重ね感じてしまい「逝っちゃう!」と


性感マッサージ師なので当たり前と言えばそうなんだけど


そんな格好でベッドに寝かされていて足を広げて弄られ


「逝っちゃう、もうダメッ!」


と声を上げているのに止めてくれないで


感じ過ぎて その後はぐったりしていたら


手を縛られて中々解いてくれなくて


でもこういうのはあまりされた事が無くて


お互いに興奮して


カレにしていると


仰向けに転がされて立ち上がって私を跨ぎ


私の喉の奥まで入れてきて


激しく 


咽て苦しかったけど


既にお互いに興奮していたので


苦しくて私が横を向くと


カレは何度も入れ直して来て


涎が垂れても気にせずに


気を失いそうなほどでした


叫んでも許して貰えず


抜かずに何度も逝かされて縛られたままで


ベッドから下ろされて縛られた手首を置き


人生初の後孔にされ


初めて達して


「本当に壊れちゃうから許してー!」


と発狂する限界にまでされた


頭が真っ白になって狂っちゃうのかな?と


思うほど逝かされた 


若いって凄い!


ぐったりして、浴室に抱きかかえられて


また遊ばれて


「逝っちゃう!」と呻いたら


「本当にスケベだね」って言われた


調理師であり性感マッサージ師のカレだから、


細かく指を動かすのが得意なの


「私の所為じゃないもん」と可愛く言うと


カレは立ち上がってキスをして


「可愛いよ」と言ってくれた


眠る前にもカレに求められまた激しくされて


そのまま疲れて朝まで眠った

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