第139話

そこには真島くんもいた。




結弦がそこを通ろうとした時、狙ったかのように真島くんが持っていたペットボトルを結弦に向かって投げつけた。




「あー、悪りぃな。根暗。

存在感無さすぎて気付かなかったわ。」




悪びれる様子もなく笑いながらそう言い放つ。




「・・・」




結弦は特に気にする様子もなくそこを通り過ぎようとする。




「おーい、無視かよ。

お前気持ち悪いんだよ。」




そんな結弦の態度が気に入らなかったのか絡みに行く真島くん。




それをみてそう言うことかと納得する。結弦は真島くんに目をつけられていたのか。




大切な弟があんな奴に傷つけられていたかと思うと腹わたが煮えくり返る。




「おい、慎太郎。

そいつ何もしてないのに突っかかるなよ。」




嫌な雰囲気を感じ取ったのかじっと見ていた龍が真島くんに声を掛ける。




「君、悪かったね。1年だろ?

俺は龍。よろしくな。」




ニカっと笑い握手を求める龍に戸惑う結弦。

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