第133話

「いや、怒ってないよ。

ただ、ここに入れるのは限られてるから警戒しただけ。」




そういうと安心したように目を閉じた。




「・・・気持ちいいね。」




相変わらず口数は少なく大人しい




「結弦は学校楽しい?」




僕の可愛い弟。人より感情表現が苦手で勘違いされやすいけど誰よりも素直で優しい。




産まれた時から一緒にいる僕には分かるけど他人だと分かりにくいみたいで良く勘違いされやすい。




何を考えてるか分からない、




ロボットみたいな、




気持ち悪い、




そう言う言葉を投げかけてくる子供や大人たちもいた。




保育園や小学校でも結弦に対して酷い言葉を浴びせる保護者や教師もいた




扱いにくい子、何するか分からないから怖い




結弦が何もしなくてもそう言われた




表情には出さないけどたくさん傷ついてきた。




そんな結弦を両親は可愛がり、沢山の愛情を与えた




僕たちも兄弟も結弦が可愛くて仕方ない




それに僕たち家族には話してくれるし、笑顔だって見せてくれる。




喜怒哀楽だって分かりにくいけどちゃんとある。




人より少し感情表現が苦手なだけで他の人と変わらないんだ。

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