第130話

「桐生くん、最近藍川くん見ないけど大丈夫なの?」





特に仲良くないけど時々僕に話しかけてくる女の子が近づいてきた。確か、望月さん。




女子の中でリーダー的な存在の子。




「心配してくれてありがとう。

でも、僕もよく知らないんだ。」




そう答えると、そっかぁと次の話題に移っていく。特に興味もない話題だったから適当に返事をしながらも龍のことを考える。




ここ1週間ほど学校にも来ない。連絡は取っているが休むという連絡が主だった。




流石に心配になる。




「でもさ、実際のところ桐生くんも清々してるんじゃないの?言っちゃ悪いけど藍川くん怖いしちょっと何考えてるかわからない所あるから。」




女の子のその言葉に周りにいた人たちも次々と龍に対する想いを打ち明ける。




「だよね、正直怖い。」




「いきなり殴ってきそう。」




龍が居ないことを良いことに好き勝手言ってる。龍のことなにも知らないくせに。

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