第116話

だけど、そう言った張本人は玄関に着いた瞬間気を失って倒れたしまった。



結構すごい音がしたせいがバタバタと家の奥から誰かが走ってくる音が聞こえた。




「えっ龍樹?どうしたの?!」




若い女の人が心配そうに駆け寄ってくる。そして、俺の存在に気付いたのか怪しむような視線を送ってくる。





僕は誤解されるのも面倒でここまでの経緯を簡単に説明した。すると、感謝されてなぜか風呂押し込まれた。




用意されていた服を借りて風呂から出ると男の人が立っていた。その人は龍樹にそっくりで血縁者だって直ぐに分かった。




「お前があいつを助けてくれたんだってな。

ありがとな。あいつ無理しすぎな所あるから。」




龍樹の父と名乗る男の人はそう言って頭を下げてきた。父っていうより兄って言ってもいいくらいの年齢に見えた。




それから、痛々しい傷を残しベッドで眠る龍樹を見てか帰路に着いた。




家まで送ってくれるという言葉を断わって歩いて帰る。




因みに子犬は取り敢えず龍樹の家で預かってくれるらしい。

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