問題児

第101話

伊織said




「・・・ているんですか?」




キラキラと太陽が照らす水面を眺めていると誰かが話しかけてきた。




目の前に立つ人物に視線を向けると少し怒った表情で僕を見下ろしていた。




「・・・。」




にこりと笑いその場を取り繕う




すっかり何処かにトリップしていたけど今は授業中だった




そして、僕は何度も声を掛けられているにも関わらず返事もしないで外を眺めていた





無視されていると感じた教師が痺れを切らし、僕の席までやってきたみたいだ




「ごめんなさい。

余りにも綺麗で見惚れていました。」





正確に言うと少しつまらなく感じた授業に飽きて、外を眺めていたのだけど。





「・・・次から気を付けてください。」





素直に謝られて怒れないのか渋々、そう言い残し授業を再開する




再び、教師の声がBGMと化してきた頃終わりを知らせるチャイムが鳴った




「起立、気を付け、礼。」




その掛け声とともにガヤガヤと教室が賑やかしくなる

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