第84話
「だから俺はここが嫌いなんですよ。
あなたと話したくても必ず周りから野次が飛んでくる。俺はこの家が死ぬほど嫌いです。」
そうはっきり告げる
その言葉から、表情から親父が本気でこの家を嫌っている事が伝わってくる
その答えにほんと一瞬僅かに表情を歪める老人
少し間が空いて溜息をつき優しい顔で俺たちを見つめる
「・・・雨音は元気ですよ。
それと、子供は6人。他に息子が3人、娘が1人居ます。
俺は子供達を愛しています。
俺が憧れた"普通"の家族になれました。」
そして、老人にそう告げると俺たちの頭にポンと手を置く
「俺にとってこいつらは宝物です。
だから、俺の大切な家族に手を出す奴らは誰であろう容赦しない。」
そう言い切った親父は誰よりも格好よくて輝いている
それと同時に俺たちでも分かるような殺気を放つ
それは、老人と同等、いやそれ以上かもしれない
「・・・分かった。天傑、今回はこっちが悪い。
聖夜を連れてこい。」
老人は当事者であるあの男を連れてくるように後ろにいた男に声を掛けた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます