第83話

「仁、蓮凛。

この人はお前たちの祖父にあたる人だよ。」




親父の急な言葉に頭がついていかない




蓮も同じなのか、は?祖父?と声を漏らしている




「ごめんな話してやらないで。

だけど、出来れば知らないで欲しかったし、言うつもりもなかった。東條の血縁者なんて足枷にしかならない。

この家の人間と関わらせたくなかった。」




親父にとっていい思い出がないのか苦しそうに話す





だけど今はそれよりも、親父の言葉を理解するのが先だ




俺が東條の血縁者?





っていうことは、雪夜は俺の従兄弟ってことなのか?





驚きで言葉が出ない




雪夜を見ると俺と同じように驚いた顔をしている




頭がついていかない




「仁と蓮凛・・・。子供は2人か?

雨音ちゃんは元気なのか?」




母さんの名前を呼ぶ老人、もとい祖父




本当に俺たちの祖父なんだろうか





「・・・。」





親父は相変わらず普段見せないような冷たい表情を浮かべている




「おい、てめぇ舐めてんじゃねえぞ。

どういう関係か知らねえが会長を無視してんじゃねえ」




誰だかわからない年配の男が親父に凄んでくる




だけど、親父はその言葉でより一層冷たい表情になった

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