第80話
「親父?」
俺の声だけがやけに響く
「・・・」
「・・・」
微動だにしない2人
かと思ったら急に男が話し出す
「流石だな。引き金を引いても表情を変えず瞬き一つしない。お前、ヤクザ向いてんじゃねえの?」
悪びれなくそう親父に話しかける男
嫌味ったらしく、不適な笑みを浮かべている
「お前に俺を殺す度胸なんてないだろう。
それに、お前が本気だったなら仁たちは既に殺されてる。これで終わりでいいんだろ?」
2人の会話の内容が理解できない
まるでこの男のことを知っているかのような口ぶりだ
「相変わらず生意気で腹の立つやろーだな。
今回はお前に免じて許してやるよ。」
周囲が状況を理解できていない中2人だけの会話が続く
「お前もな。出来れば二度と会いたくなかったよ。
ガキの喧嘩に出張るほど落ちたんだな。
てめぇのガキくらいしつけろ。」
親父らしくない言葉遣いに一瞬目の前にいる人が別人に見える
ただ分かるのは親父が怒ってるってことだ
不穏な空気が漂う中、状況が掴めず周りを見渡すが全員同じ反応をしていた
雪夜でさえ理解できていないようだ
そんな雰囲気の中、足音が聞こえたかと思うと襖がスパンと開けられた
そこには、着物を着た白髪の老人が立っていた
「なにをしている?」
その一言でさえぞくっと来るような覇気を持つ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます