第78話

「仁、頑張ったな。ごめんな遅くなって。」




「蓮、ごめんな。」




そう言いながら俺を庇うように男の前に立つ




表情は見えないけど睨み合っていることは分かる





「・・・お前。」




驚いたような声で呟く男




親父が来たからって状況が良くなったわけじゃない





それなのに、絶対大丈夫っていう安堵感を覚えるのは何故だろうか




「・・・息子たちに手を出して、やられる覚悟は出来てるんだろうな?」




ヤクザ相手に怯むことなく立ち向かう親父




「こいつらお前の息子か?

親が親なら子供も子供だな。厄病神が。」




親父にそう告げる男




「俺の家族を傷つけた奴は許さない。

ヤクザだろうと東條だろうと相手になってやる。」




「はっ、上等だ。じゃあ、お前が死ね。」




そう言って、男は何処からか取り出した黒い鉄の塊を親父の頭に突きつける

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