第77話

「やれるもんならやってみろ。

親父はてめぇみてぇな屑に負けねぇよ。」




俺の親父は・・・




俺の親父は誰よりも俺たちを愛してくれてるんだ




誰よりも強いんだ




ヤクザになんて負けない




絶対に助けに来てくれる




「こいつ本当にアホだな。

お前の親父、殺してやろうか?」




髪を掴みあげられ短刀を突きつけられる




「その前にその口二度と聞かねえようにしてやるよ!」




振り上げられた短刀が俺に振り下ろされる




「仁!父さん、やめてくれよ!!」




雪夜の悲痛な叫び声が響く




「仁くんっ!」




俺と同じく縛られた蓮が叫ぶ





もう駄目だと覚悟を決める




その瞬間、ガッタンッと男がいる障子の扉をなぎ倒しながら飛んできた




「仁、蓮!」




その声に肩の力が抜け、大きな安堵感が体を包む




やっぱり、親父は凄い




絶対に助けに来てくれると信じていた





少し息を切らしながら俺と蓮に近付いて無事を確かめる




親父の体温を感じた瞬間、安心感からが体から力が抜け倒れ込む

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