第44話

女の子たちとは、それっきり遊ばなくなった




ナンパなんてする気も起きない




女の子が近寄ってきても今までみたいに出来ない




近寄るな、ウザいと思ってしまう





心にポッカリと穴が空いたようだ




杏奈ちゃん達とも会えない日々が続いた





こんな状態がしばらく続き限界に達した





正直、もうどうしたらいいか分からない





父さんや伊織、結弦に相談できる筈もない




こういう時はいつも仁くんに頼っていた




でも、大学に通うために家を出た仁くん




そう簡単に会えない




だけど、もう限界だ




学校が終わり仁くんのアパートに行く





迷惑をかけたくなくて連絡はしていない




予想通り、インターホンを押しても返事はない




バイトなのかな




アパートの玄関で仁くんを待つ




外が暗くなり、肌寒くなってきた頃コツンコツンと足音が聞こえた




「・・・蓮?」




その声に顔を上げると会いたかった仁くんがいた




「仁くん、おれ・・・。」




顔を見ただけで泣きそうになる

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