第43話

しばらくベランダで涼んでいると、おれと同じ様な表情をした勇介がやってきた




「・・・。」




「・・・。」




浮かない顔をする勇介




「・・・俺、ダメかも。」




泣きそうな顔でおれに縋ってくる




「ヤってないから溜まってる筈なのにいざやろうとしても勃たないんだ。男として終わってるよな。」




どうやら勇介はおれ以上に重傷みたいだ




「ヤってる最中も他の子の顔が浮かんだ。

あんなに女の子が好きだったのにヤリたいって思わなかった。」





おれも勇介もどうしたんだろうな




今までと明らかに何かが違う




「・・・おれも同じようなもんだ。

イケなかった。ヤってても虚しいだけだった。」




2人で夜空を見上げながらこの不思議な現象をどうしても受け入れる事が出来なかった

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