第17話

それから忙しは変わらず続いた




ある日、社内にビックニュースが飛び交った




なんと、社長であるアレックスさんが来日し当社に訪問に来るという事だった




こんな機会は滅多にない




嬉しさがこみ上げてきた





だけど、その一方でアレックスさんの来日までにある程度の成果を挙げないとと考えた上層部が仕事量を増やした




毎日毎日残業の日々




特に俺は目をつけられているせいが仕事量が多い




時には俺がやる仕事じゃないものまで押し付けられる




だけど、アレックスさんに会うためだと必死に耐えた




俺はこんな所で逃げ出さない




あの人の側で働くんだ




そんな気力だけを頼りに頑張っていた




だけどある日、目の前が真っ暗になり意識を失った




「おい!」




誰かの叫び声が聞こえるが意識が遠のいていく




そして、そのまま倒れていった

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