第13話

でも、俺たちの知っている父さんは優しくていつも穏やかに笑っている。




そして、母さんに惚れこんでて反論なんて一切しない




父さんと母さんが喧嘩したところなんて一度も見たことがない。




まず、父さんが怒った姿なんて想像がつかない




そのくらい穏やかな人




喧嘩なんて無縁で俺たちが守ってあげないとと思うくらいだ。




優しすぎるくらい優しい父さん




俺たちの自慢の父さんだ




父さんのおかげで、たった少しの希望しかないけど俺は本社に移動できることを夢みて頑張ることができている。




家族に会いたくなる気持ちを抑えながらアパートでシャワーを浴び、ベッドに入った。




数時間後、また出勤しなくていけないと思うと中々寝付けない。




そんな時、ピロリンと携帯が鳴った



”仕事大変だろ?今度ご飯でも食べに行こう。

いつでも帰っておいで。”



こんな時間になんだと携帯を覗くと父さんからだった



やっぱり父さんは凄いや



俺が落ち込んでいるといつも助けてくれる



父さんがいるから頑張れる



父さんからのメールを眺め携帯を握り締めながら眠りについた。

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